友人と幸せ

　本日は、建設業法経営事項審査申請のご相談と相続手続きに関するご相談をお受けいたします。

　今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

　
　現在アメリカで注目されている健康心理学。様々な実験の結果、健康に関する意外な事実が分かってきました。なんと友人が多い人は、少ない人と比べると脳や免疫システムが発達し、極度の落ち込みや不安焦燥感等の心理的問題を抱えにくく、さらには病気から回復しやすく、病気にかかりにくいことも判明したそうです。ある精神科医は、この事実を元に「人は友人が多ければ多いほど、幸福になれる」と言っていました。
　私は「なるほどな」と思いつつ、同時に「でも、友人が多すぎて、そのしがらみで命をすり減らしている人も結構おられるよな」ともおもいました。家事や仕事で精いっぱいなのに、仲間からお誘いが掛かると、「ノー」が言えないあるお母さん。理由は「断ったら、もう誘ってもらえないかもしれない」でした。
　このお母さんを突き動かしているのは「見捨てられ不安」です。しかし、見捨てられ不安解消のためにいくら友人を作っても、真の意味で幸福にはなれないでしょう。見捨てられ不安に駆られている人の共通点は、自分を嫌っているということです。自分が嫌いだから友人をたくさん作って、その不安感を紛らわそうとしている訳です。
　自分の第一の親友は、まず自分でありたいものです。自分を愛した分だけ、人を愛することができます。その結果、自ずと生まれるのが真の友人です。