仙台の行政書士より241125心のメッセージ
今日は、中村芳子先生の言葉のご紹介です。
懸命に取り組み、最善をつくしたのに、期待はずれの、時には正反対の結果になることがある。そんな時は「なぜ?」と腹が立ち、失望しがちだ。
でも、今見える結果だけで判断するのは早急だ。1年後、5年後、もっと広い視野でみられるようになった時、もしかしたら死ぬ直前になって、あの時望みどおりの結果にならなかったことが、かえって良かったと分かることがある。
希望のところに就職していたら社会起業しかなかった。ダム建設プロジェクトが成功していたらひどい環境破壊が進んでいた。失恋していなかったら今の恋人と出会っていない。
心を入れ替えたヨナは、神の命令どおりニベネの町を歩き回り「罪から離れよ。40日でこの町は滅ぼされる」とふれまわった。すると人々が悪の道を離れたので、神は町を滅ぼす計画を取りやめる。忠実に役目を果たしたのに、予告の日、自分が告げたのと違う結果になったヨナは大いに腹を立てる。「死んでしまったほうがましだ」とやけっぽっちになる。
自分の行為が報われたかどうかにしか、興味がなかった。人々の命が救われたことまで考えが至らなかった。
誰でも狭い考え、自分の期待だけにとらわれやすい。気をつけよう。
「主よどうか今、わたしの命を取ってください。生きているよりも死ぬ方がましです」主は言われた。「お前は怒るが、それは正しいことか」 ヨナ書4:3-4