仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、ビジネス実務法務講座の講師としてお話をさせていただきます。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
皆さんご存知の人気タレント・グッチ祐三さん。ミュージシャンであり、最近は手軽にできるお料理レシピなどを公開してそのマルチぶりは有名です。
ある時司会者の方が「手抜き料理の天才、グッチさん、そのレシピはどうやって作るんですか?」と彼にたずねた時、グッチさんが言った言葉が忘れられません。「一応全部最初から最後でキチンとやることです。キチンとやりきると、どことどこを手抜きすればいいか分かってくるんです」。最初から手抜きでは、簡単レシピは生まれない。「基本をきちんとやっているから、手抜きという応用ができるんだよ」と言っておられるように感じました。
型破りな歌舞伎で有名な中村勘三郎さんもこんなことを言っておられました。「最初から『型破り』な歌舞伎なんてないんです。しっかりと歌舞伎の型を身につけてからそれを破るから『型破り』になるわけで、型が身についていないでやるというのを『型なし』って言うんです」。なるほどと思いました。何の世界でも基本が大切であると思わされました。一見基本を無視しているようでも、一流と言われる人はみな基本が体に染みついています。
あの一見素人の私などは何を描いているのか分からないピカソの絵も、最初からそうだったかというと、若いときのピカソの絵は写真のように精密だったそうです。与えられている基本を忠実にやっていく中で、あなたならではの応用が見えてきます。