自分を知る良き機会

　本日は、みやぎNPOプラザで開催されますNPO実践塾の講師としてお話をさせていただきます。

　今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。


　人間関係のむずかしさの中に、自分を知る良き機会が隠されています。
　たとえば、人をバカにする人には、実は、バカにされたくない気持ちがあるからです。人の欠点を指摘する人は、実は、自分が一番人から批判されたくないと恐れている人です。
　また、仲間はずれにする人には、自分が仲間はずれにされることを恐れているからです。他人を俗物と見なす人は、実は、自分が平凡な人間だと見なされていることを恐れているからです。
　「あなたなんて、私がいなければ何もできない」と言う人は、実は、自分の方が相手の人がいなければならない人です。
　このように、人は相手の中に自分を見ていることが往々にしてあるようです。ただ、ほとんどの場合、相手の中に自分を見ていることを意識しないものです。それは、本当の自分を知る最高のチャンスを逸していることに他なりません。日常の中で体験する様々な人間関係の中で、イライラムカムカしたら自分を知る絶好のチャンスです。そしてさらに、その自分を受け入れ、自分の本音の声を汲み取って生きましょう。人生が確実に豊かになる知恵のある一つの生き方です。