仙台の行政書士より241125心のメッセージ
本日は、心の障がい者の方々への関わり方についてのセミナーで講師としてお話をさせていただきます。
今日は、金藤晃一先生の言葉をご紹介いたします。
失敗して落ち込んでいる相手を励ます有効な手段のひとつとして、『未来質問』というものがあります。
よく「未来志向で両国の関係改善のため、努力してまいります」と政治家の方が語っておられるのを耳にしますが、そこには「両国とも過去の歴史にとらわれ過ぎないで」というニュアンスが含まれていると思います。
この未来質問も同じで、どうしても失敗したときというのは、本人も周りも「なんで、あの時あんな事してしまったんだ?」「どうしてこんなことになったんだ?」と過去に意識が向いてしまいがちです。過去の失敗を冷静に検証することは大切ですが、それにとらわれすぎて前に進めなくなったとしたら残念です。
そこで、おすすめなのが『未来質問』です。未来に向けての質問をすることで、相手から可能性を引き出すことになります。具体的には、
「どうすれば、これができるようになるんだろう?」「次は、何をしたら、うまくいくと君は思う?」「次回はこの失敗をどのように活かせるだろう?」などの過去ではなく未来につながる未来質問をしてみましょう。
人間の脳は、質問されるとそれこそ全脳力をつかって、それに答えようとする機能があるそうです。最良の質問は、最良の答えを引き出します。未来質問をすれば、人の脳も意識もおのずと未来志向になります。
人に対して未来質問ができるようになったら、自分に対しても未来質問をしてみましょう。あなたの中から未来が広がります。