自動から手動へ

　本日は、ビジネス実務法務講座の講師としてお話をさせていただきます。


　今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。


　やる気が出ないときがあります。やらなくてはならないことはあるのだけれど、なかなか腰が上がらない。さらに、そんな自分を情けなく思って、自分を責め、さらにやる気がなくなっていくというスパイラスにはまったことはありませんか？そういうときは、おそれく自分の頭の中では、自動的に否定的なイメージを作っているはずです。「あぁ、あれもやんなきゃいけない、これもやんなきゃいけない。いっきにやる切れるわけない。やったらやったでまた仕事がやってくる。失敗したら叱られる。・・・」。そんなことをイメージしているうちにやる気がどんどんなくなっていきます。この否定的なイメージは不必要な緊張や不安を生みだし、恐れていたことが現実になるのではという予感を高めてしまいます。
　イメージにはイメージで制することが一番よい解決方法でしょう。一通り、否定的なイメージが頭の中で自動的に回った後に、肯定的なイメージを思い浮かべるのです。前者が自動であれば後者は手動といった感じでしょうか。意識的に前向きに仕事に取り組んでいる自分の姿をイメージするのです。「あぁ、この仕事もスムーズにやれている、この仕事もよろこんでやっている。全部はやれなくても七割方は片付いている。失敗してもすぐ立ち直って、上司からほめられている」。そうイメージし直すのです。現実は、いつもイメージしたように行くとは限りませんが、過度な緊張や不安が軽減し、やる気がでてきます。