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バケツの水

菊地茂

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 本日は、心の障がい者の方の就労支援のご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 昔ロシアの刑罰に、バケツを使ったものがありました。用意するのは、二つのバケツ。一方には水が入っており、その水をもう一方のバケツに入れ替える。これを繰り返すのです。これを何日も続けると、受刑者はほとんど狂ってしまったと言われています。やっていることに意味を見出せないと、人の心は崩壊してしまうことを物語っていると思いました。
 さて話は変わりますが、マザー・テレサにたまたま空港で出会った日本人から聞いた話です。幸運にも待ち時間の間、個人的にマザーと歓談することができたそうです。マザーは、彼にこんな話をしてくれました。「カルカッタで私たちは、貧しい人たちを助けてきました。ある人々からは『マザーのしていることは、大海の水をバケツで汲んでいるようなものだ。マザーのやり方ではカルカッタの貧困は根本的に解決しない』と言われ続けてきました。さて、私も年をとり、今はさながら、バケツではなく、コーヒーカップで大海の水を汲んでいるような気がします。でも私は、そうやって毎日神様のために働けることがうれしくてうれしくてたまらないのです」。
 あなたにとってバケツの水は何ですか?そこに意味を見出すことができれば、そこから大きな喜びがあふれてきます。



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