仙台の行政書士より241124心のメッセージ
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
常に他人と自分を比べて、自分が勝っているかいなかを気にする人というのは、本当は「自分はダメだ」と思っている人かもしれません。「自分はダメだ」というメッセージが自分の中に回っていると、当然、自分を見るのが嫌になります。そこで自分を見る代わりに、他者に意識を向け、なんとか人より勝って、「自分はダメではない」と確認しようと躍起になるのです。他人と張り合うのは、実は自分に自信がない証拠かもしれません。
コメディアンとして活躍中の小堺一機さんがこんな事を言っておられました。「人間は、生きていく中で、絶対に他人と比較するでしょ。そしてそこには必ずコンプレックスが生まれる。容姿だったり、才能だったり、自分はだめなんだと落ち込むことがある。僕にもそういう時期が何度もあったけど、あるとき(俳優の)黒澤年男さんに言われた言葉があるんです。『君は君以下でも君以上でもないんだから、何も心配することはない。現にいま君はここにいるんだから、それだけでいいんだよ
』って。この一言は胸にぐっときましたね」。
宝は、いつも「今、ここ、この自分」という地点に眠っています。人と比べて落ち込みそうになったら、「私は私以上でも私以下でもない。だから何も心配する必要はない。私は私」と自分に語りかけていきたいものです。真の自信は比較の世界からは生まれません。真の自信は、等身大の自分を「すばらしい」と受け入れることから生まれます。