仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は、国籍帰化許可申請に関するご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
この言葉は、アローン・アントノスキーという学者が作ったものです。アントノスキー先生はトラウマ(心理的外傷)を受けた人のその後の人生に注目しました。そこで分かったことは、トラウマを受けた後にすばらしい人生を送っている人々が実は少なからずいるという現実でした。先生は、さらにその理由を研究し、そこで明らかにされた心の世界をサルートジェネシスと名付けたのです。
トラウマを受けた人のセルフイメージは当然変化します。一般的に考えれば「何で私の人生にはこんなことが起こるんだ。私は不幸の星の下に生まれてきたんだ」と否定的なセルフイメージを持ちやすいと思われるかもしれません。ところが、サルートジェネシスでは、全く真逆なことが起こるというのです。トラウマを受ける前は、「自分はダメ人間」と思っていたのに、トラウマを受けた後に「私はすばらしい」というセルフイメージに変わる人がいるというのです。
なぜでしょう?「だってあんなひどいことがあったのに私はこうやって生きている。だから、私は大丈夫!私はすばらしい!」とプラスのセルフイメージに変化するというのです。
私も思わず「なるほど!」と目から鱗が落ちました。「トラウマを受けたから自分の人生はダメなんだ」という世界から、「トラウマがあったからこそ豊かに生きられる」とサルートジェネシスは現代人に新しい視点を与えてくれます。