仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は、午前中NPO法人シャロームの会・アトリエぶどうの木へ宮城県保健福祉部が実地指導のため来所されますので立会いをいたします。
午後は、宗教法人設立と風営許可に関するご相談をそれぞれお伺いいたします。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
「ありのままで良い」という言葉を誤解して、何もしない人がいます。
お年を召されても美しくおられる方の中にはお化粧上手な人がいます。上手なお化粧とは、技巧の跡を感じさせない自然なお化粧です。ですから、〈ありのまま〉〈自然のまま〉とは、手をかけないことではありません。むしろありのままであるためには、手をかける必要があるのです。
「花は野にあるように」と茶道の大家である千利休は教えました。これは「利休七則」と言って、千利休が茶の湯をたしなむ人間にとっての心得を述べたものの一つです。それは、野に咲く花の美しさと自然から与えられた命の尊さを盛りこみ、人の手を加えることで、「野にあるように」より自然に美しさを引き出そうとすることを意味しました。
人生も同じです。ありのままで生きることは、何もしないことではありません。何もせず、手をかけないでいることは、無造作であり、言い換えれば手抜きです。およそ、自分を最高に生きることからは、ほど遠いことになります。
手を加えながらも「野にあるように」ありのままで、生きるためには、何よりも、自分に対する心配り、気配り、目配りが必要です。よりなたがあなたらしく、あなたならではの人生を歩むための秘訣です。心して歩んでいきたいものです。