仙台の行政書士より241124心のメッセージ
今日は、増田泰司先生の言葉のご紹介です。
うつで苦しんでおられるお嬢さんをもつお母さん都知り合いになりました。詳しくは申し上げられませんが、それはそれは対応に苦慮しておられました。そこで、2つのアドバイスをさせていただきました。
(1)患者さんが弱音を吐いたときに、励ましたり直したりしないで、「そっかぁ、そういう気持ちなんだね」と返す。
(2)そして、相手の気持ちを汲み取って、「それはつらかったね(悲しかったね、寂しかったね、など)」と返す。
すると、数週間後にはこんな報告をいただきました。「娘は昨年の秋あたりから、完全不登校・ほぼ引きこもりでした。アドバイスせず、傾聴を心がけたら、娘との関係がかなり改善されました。図全てを拒否していたのが、神経科に自分から「行きたい。」と言い出して、前向きになって来たようです。通信制高校を受験できました。(その前は、受験のための証明写真機からも逃げてしまうほど、学校が怖かったようです。)」
また、拒否していたお薬も飲むようになったし、お母さんとケーキを作ったりするようになったということでした。
ポイントは、お母さんが、無理に励ましたり教えたりしないで、お嬢さんの気持ちをひたすら傾聴し、共感したことです。傾聴と共感にはそういう力があります。