仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は、ビジネス実務法務講座の講師としてお話をさせていただきます。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
映画「ブラザー・サン、シスタームーン」の主人公、アッシジのフランチェスコは、中世ヨーロッパを代表する修道僧です。その生き方は、現代の人々にも大きな影響を与え続けています。あのマザー・テレサが、お手本にした人としても有名です。
聖フランチェスコが、ある日農場で働く女性が水を汲んで運ぶのを、興味深く見ていました。彼女は桶いっぱいに水を汲み、その桶を担ぐ前に一本の木片を必ず汲んだ水の上に浮かべるのです。かれが「なぜそのようなことをするのですか?」と尋ねると、彼女は「桶が揺れても水がこぼれないようにするためですよ」と答えました。
感心したフランチェスコは、その経験から多くの人々に「あなたの心が沈み、また苛立つとき、心の中に十字架を置きなさい。心がゆれないために」と教えたそうです。
あなたにとっての一本の木片とはなんでしょうか?心が揺れるたびに「試練は宝になる」、「すべては最善のために起こる」、「どんな時も大丈夫!」という一元のメッセージを心に浮かべていきましょう。大きかった心の荒波が次第におさまり、凪(なぎ)になるでしょう。そしてその桶に、あなたへの宝物が入っていることに気がつかれることでしょう。