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言葉になら ない時 となりにいることが友情だ

菊地茂

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 今日は、中村芳子先生の言葉のご紹介です。

 愛する人を亡くした友人を、どうなぐさめていいか分からないとき時がある。
 病気になった友人が落ち込んでいる時に、かける言葉がみつからない。
 そういう時、言葉は上滑りしてしまう。
 よかれと思ってかけた言葉で、かえって傷つけてしまうこともある。
 そんな時は言葉を忘れよう。
 ただそばにいて、その悲しみを一緒に感じよう。
 自然にできるなら、相手の手をそっと握ってもいい。一緒に泣こう。
 喜んでいる人がいたら、同じ気持ちになって一緒に喜ぼう。
 一緒に笑おう。飛び跳ねよう。
 酒を酌み交わそう。
 つい、うらやんだり妬んだりしてしまうなら、そっと場を離れよう。
 悲しみや喜びを素直に分かち合えない、そんな自分を認めることも、きっと大切だ。


 喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。     ローマ信徒への手紙12:15

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