仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は心の障がい者の就労支援に関するご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
女性との交際が長続きしない男性がいました。いつも高学歴の女性とばかり付き合ってしまうのです。友人に「今、○○大学出身の□□さんと付き合っているんだ」と自慢するのが、彼にとって至福のひと時でした。でも、彼女とデートする度に、自分が惨めになります。心の中では、「しょせん、俺は大学を出てないし、彼女とは不釣り合いなんだよな」という思いがエンドレステープのように回ります。さらに強烈な嫉妬心も湧いてきて、とても不機嫌になってきます。相手にしても当然それが伝わり、関係が終わってしまう。その繰り返しが続いているとのことでした。「自分の同じ学歴の女性と付き合おうかな?」と彼も思うのだそうですが、自分の価値が下がるような気がして、ハッと気がつくとまた高学歴の女性を捜し求めている自分がいるということでした。
高学歴の女性と付き合うことで、自分の劣等感をごまかそうと彼はしているわけですが、付き合うことでかえって彼の劣等感が刺激されてしまうのです。劣等感は、自分と人をある特定の物差しで比べるところから生まれます。彼の物差しは「学歴」です。学歴はその人のほんの一部であって、その人のものではありません。劣等感を覚えたら、「自分はどんな物差しで、その人と自分を比べただろうか?」と考えることをお勧めします。それが劣等感から解放されるはじめの一歩です。