仙台の行政書士より241124心のメッセージ
今日は、中村芳子先生の言葉のご紹介です。
スポーツでもビジネスでも、勝利をおさめる第一の条件は、自分の強みを知ることだ。そして相手を知る。根拠のある自信を持つ。自信がないと実力を発揮できない。
後にイスラエルの王となるダビデは羊飼いだった。まだ少年だった時、イスラエル軍対ペリシテ郡の戦いで、敵の切り札ゴリアトと一騎打ちをする。
相手は見上げるほどの巨人で武装していた。小柄なダビデには鎧も盾も大きすぎたので何の武装もせず、石投げ紐と小石だけを持って敵の前に歩み出た。敵はあざ笑う。
しかしダビデは自分が何をしているか知っていた。普通の武器では歯が立たない。今まで石投げの小さな道具で何度も野獣から家畜を守ってきた。急所も知っている。そしてゆきすぎない自信があった。神が自分の側にいることを知っていたからだ。
相手が向かってくると、少年はすかさず石を飛ばした。石は見事に額の真ん中に命中し、巨体は前のめりに倒れた。これによってイスラエル軍は勝利する。
自分の強みを生かし、相手を知れば、自分よりはるかに大きなものを倒すことができる。
ダビデは袋に手を入れて小石を取りだすと、石投げ紐を使って飛ばし、ペリシテ人の額を打った。石はペリシテ人の額に食い込み、彼はうつぶせに倒れた。……ダビデの手には剣もなかった。
サムエル記上17:49-50