仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は、一般財団法人の設立と建設業許可申請に関するご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
岩手県の花泉が世界遺産認定に向けて一歩前進したというニュースは、大震災で疲弊した人々の心に大きな希望の光を与えています。
ご承知の通り世界遺産を認定する組織はユネスコ(国際連合教育科学文化機構)です。ユネスコの基礎を作った人は実は日本人です。新渡戸稲造。以前の五千円札の顔になった人と言えばご存知の方もおおいのではないでしょうか。かれは、国際連盟事務次長として、1922年に国際知的協力委員会を創設しました。そのメンバーたるやアインシュタイン、キュリー夫人等そうそうたる有識者達。これが今のユネスコの前身なのです。ちなみに新渡戸稲造は岩手県出身。今回平泉が世界遺産にエントリーされたことは、歴史の不思議なめぐり合わせと言えるでしょう。
新渡戸稲造は「我、大平洋の橋とならん」と自ら言ったように、生涯国際交流と平和のために命をささげた偉人です。彼は国と国、民族と民族が相互理解をするために二つの質問を大切にあしました。一番目は「どこが違うのか?」。それが分かったら、次に「どうして違うのか?」を考えてはじめて相互理解ができると彼は言いました。この二つの質問は、私たちの人間関係にも即活かすことができます。なかなか分かりあえない相手と自分は「どこが違うのか?」。そしてしてと自分は「どうして違うのか」。これが分かると、本当の意味で相互理解のかけ橋が架けられます。