仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は、国籍帰化許可申請と建設業許可申請に関するご相談をお受けいたします。
今日は、丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。
第2次世界大戦中、アウシュビッツ収容所での体験を名著『夜と霧』で著したビクトール・フランクルは、極限生活から生き残った秘密に「人生に意味を見いだす」ことを挙げています。
家族と離ればなれになった
彼は、「この極限の苦しみの中で私が生きる理由はなにか。それはもう一度愛する家族と会うためだ」と収容所生活に意味づけをしました。しかし、その時、既に奥様は亡くなられていたのです。
ナチスドイツに翻弄され、愛する人の死という過酷な現実を前にして、彼は絶望に陥ってもよいはずでした。しかし彼は収容所の体験記を書くことにエネルギーを向けたのです。
戦後、強制収容所を扱った多くの本が出版された中で、現在も「夜と霧」が残った理由を翻訳者の霜山徳爾さんはこう記しています。「『夜と霧』が人の心を打つのは、フランクルが『告発しない』ことによります」。
自分を虐げあ側への復讐心に燃えるのではなく、「どんな環境の中でも人間は意味を見出して生きていくことができる」という祝福を分かち合ったところに、人々は「命」を感じたのではないでしょうか。
煮詰まり、行き詰まった人間関係に「意味」を見いだし、クライエントと共に「意味」を創造していく…。命あるカウンセリングのみが為せる業です。