仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は、「ソーシャルビジネストライアル北東北」と「オリーブの風」で開催されます「オリーブサロン」に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
さまざまな神経症や「うつ」で苦しんでおられる方々のカウンセリングが続いています。
そう言った方々の共通点は、「完璧主義」であるということです。いかにこの完璧主義を上手にゆるめられるかがカウンセラーの実力の試されるところです。そう言う日々を過ごしている間に、私は「完璧主義」を問題視するように自然となっていきました。
「昨今の日本人のこころの病の元凶は『完璧主義』だ」とまで思っていたくらいです。ですから、スポーツ選手などの「俺から野球をとったら何もありませんから」とか「この試合で世界との差をか感じました」というコメントを聞くと、「この人たち引退したら心の病になるのではないだろうか?」と心配していたくらいです。
しかし、ハッと心の目を開かれた言葉に出会いました。「完全な完璧主義」。不健全な完璧主義とは、完璧でない自分自身を四六時中責めさいなんで自分を病にまで陥れるものです。一方健全な完璧主義とは、しょせん自分は不完全な存在で完璧になれないことを認めつつ、『完璧』を現時点の自分自身の位置を知る「物さし」にすることです。そして、自分の現在地を知り、そこからどう自分を向上させていくか考えることを喜びとする。こういった完璧主義は心の病にはなりません。
完璧主義そのものを問題視していた私にとってこの視点は衝撃でした。