仙台の行政書士より241124心のメッセージ
今日は、丸山芳浩先生の言葉のご紹介です。
よく、「相手が一息ついてからこちらの意見を伝えましょう」ということが言われます。この「一息」とはどのようなことか考えたことはありませんか?
人によって長かったり短かったりと様々でしょうが、私は「自分の言いたいことをとにかく相手に伝えた」、という安堵感から出る「ふぅ~」というため息が「一息」だと思うのです。また経験上、その時間は40分だと感じています。
以前、教会の戸締り当番をしていた時のことです。夜10時過ぎに相談の電話がかかってきます。しては名前も告げず、誰かもわからず、しかも毎回違った人が様々な悩みを打ち明けてこられます。思い詰めて一気に話してこられる方々に、何とかお役に立ちたいと頭の中でいろいろ考え、最適のアドバイスや励ましを、と思いめぐらすのですが、なかなかそのチャンスをつかめません。電話の向こうの相手に押し切られ、ただただ聞くだけの時間を耐えてるうちに、どの人も40分を過ぎる頃、いったん話が止まることを発見しました。聞いてもらったという安心感から、話すトーンも変わってきます。
聞くだけの時間は決して無駄にはなりません。むしろ、相手が一息つけるまでの支えになっている時間です。ここにカウンセリングの秘訣があります。
マイベストプロ宮城 人との関わりを大切にする法律のプロ 行政書士 菊地 茂の取材記事はこちら!
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