仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は、NPO法人シャロームの会で運営しております精神障がい者の就労支援施設、カフェ・アート・レストラン「オリーブの風」で就労支援に関するご相談をお受けいたします。
今日は、田中信生先生の言葉をご紹介いたします。
知識と知恵の違いは何でしょう。知識は科学的で、いつ誰がその知識を活用しても、いつも同じ答えが出ます。ですから、手作りというよりも既製品のように画一化され、定まった規格に合致していることが《良き知識》と言えます。
しかし、知恵は、その人、その状況によって、ちょうどゴムのように伸び縮みし、すべてに温度差があるのが特徴です。「知識は人を誇らせ、愛は人の徳を高める」という言葉のように、知識は相対的ですが、知恵の本体である愛は、人をいやし、強め、育てていく特徴がります。その愛の特徴は、自己中心的ではなく、いつも相手を慮る心配りから生まれます。
現代は、知識優先で、物事を画一的に処理使用とするあまり、最も大切なものが失われているのが特徴です。一方、知恵は愛、と言いましたが、愛とは、できてもできなくても、遅くても速くても、強くても弱くても、「そこに存在するだけで勝ちがある」と考えることであり、これが知恵の本質です。さらに一元的に言うならば、知恵は、愛によって知恵になると言ってもいいでしょう。知恵に裏打ちされた知恵こそ、心に寂しさを覚え、未来に不安を抱えている現代人への「大きな希望」になるのです。
マイベストプロ宮城 人との関わりを大切にする法律のプロ 行政書士 菊地 茂の取材記事はこちら!
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