仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は午前中、NPO法人設立認可申請に関するご相談をお受けいたします。
また午後は、東北復興応援セミナーに出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
長年引きこもり、大暴れしていた息子さんが、様々な心の変遷を経て、家から出て全寮制のフリースクールに入ることになりました。様々な体験をしながら、彼ならではの成長を遂げておられます。
こんなエピソードを伺いました。ある日、町のペット屋さんに彼がブラッと立ち寄ったそうです。目にとまったのがかわいらしいリス。「このリスが欲しい」とお店の人に言うと、「お客様、このリスだけはお譲りできません。実はこのリスは大変凶暴で、私たちも大変困っております。ちょうど店頭からリスを下げようと思っていた矢先でした。お客様にケガをさせたら申し訳ありません。すみませんがお売りすることはできません」とハッキリ断られました。
すると彼は、だったらなおのこと「自分が飼わなくてはならない」と言い張り、店の人としばらく押し問答をしたそうです。とうとうお店の人が根負けして、彼はそのリスと一緒に満面の笑みで寮に帰ってきたそうです。
そのリスを一生懸命世話している息子さんの写真をうれしそうにお母様が私に見せて下さいました。そして「きっと、息子はこのリスに自分を見たのでしょう」とおっしゃいました。
このご家族の歴史を知っているだけに、この言葉がジンと私の心にしみてきました。リスの世話をしながら彼は自分を受け入れる作業をしてるのだと思いました。様々なものに写っている自分を見つけ出し、受け入れてまいりましょう。
マイベストプロ宮城 人との関わりを大切にする法律のプロ 行政書士 菊地 茂の取材記事はこちら!
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