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発想の転換

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と相続についてのご相談をお受けいたします。午後は、宗教法人認可申請とNPO法人設立認可申請についてのご相談をお受けいたします。

 今日は、西村繁夫先生の言葉のご紹介です。


 福島原発の事故がいつ終息するか分からない中で「がんばろう東日本」を合い言葉に、現地では震災と放射能との戦いが続いています。当初は、節電、節水などの呼びかけもあり、予定されていた催し物やお祭りなどは、自粛ムードが強く、延期されたり取りやめたりする方向でした。
 しかし、間もなく「過度な自粛は震災復興にマイナス」と言われはじめ、その意識が拡がって、催し物やお祭りなどが、控えめながら復活して行きました。結果的には、このことで日本人はこの大震災を受け入れたのかもしれません。そして、町や村でそのような行事を実際行うことによって、また、日本中の人たちがそのようなニュースを聞くことによって、みんなが元気になって行ったように思います。
 しかし考えてみますと、私は、このような「過度の自粛はマイナス」という発想は、今までの日本人には無かったのではないかと思いました。これまでの日本人は、被災にあった人を思いやり、近隣で助け合うことはしましたが、基本的にはただ黙って静かに耐えるという態度を美徳のように考えたのではないでしょうか?それなのに、今回は、今までの日本人には無かったと思われる発想の転換が起こったのです。
 このような発想の転換によって、大変な状況の中でも、被災地では比較的明るく前向きに色々なことが行われているのではないかと思います。本当に私たちは、このような困難な中だからこそ、前向き肯定的な気持ちでいたいものです。まさに「試練は忍耐を生み、忍耐は練達を生み、練達は希望を生む」という聖書の言葉を思い出します。







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http://mbp-japan.com/miyagi/shalom/

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