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大切な羅針盤

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請と産業廃棄物処理業許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。午後は、東日本大震災復興講演会に出席いたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。


 倒産に追い込まれた企業を救い続けている弁護士さん。救いきれなかったある社長さんの遺書と、その直後に15歳の若さで病気で亡くなった愛する娘さんの作文を常に持ち歩いておられるそうです。人を助け、救い、護る仕事をしている弁護士の自分が、一番身近な存在を助けることができなかった。その深い悲しみと喪失感は想像を絶するものでした。三年間はほとんど仕事ができなかったそうです。インタヴュアーが「どうやってその苦しみら立ち直ることができたのですか?」という問いに、その弁護士さんはこう答えられました。
 「いや、立ち直ってなんかいませんよ。今でも。でもね、心にはカサブタができるんですよ。悲しみは乗り越えられない。悲しみと一緒に歩いて行くしかない」。そして最後にこの言葉がわたしの心に染みてきました。「乗り換えようとすると傲慢さが出る。」
 人生の中で起こる悲しみや苦しみの中には、乗り越えられるものと簡単には乗り越えられないものがあります。この方の話を聞きながら、「そういった悲しみや苦しみは安易に乗り越えてはならないのかもしれない。むしろそれは、自分を原点にいつも立ちかえらせてくれる大切な羅針盤になるのだ」と私は思いました。あなたの羅針盤は何でしょうか?
 『だから、わたしは・・・弱さと、侮辱と、危機と、迫害と、行き詰まりとに甘んじよう。なぜなら、わたしが弱い時にこそ、わたしは強いからである。』[新約聖書・第2コリント12:10]








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