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小学5年生の決断

菊地茂

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 本日はNPO法人シャロームの会で運営しています、心の障がい者の就労支援施設カフェ・ギャラリー「太陽とオリーブ」(若林新寺)と、カフェ・アート・レストラン「オリーブの風」(みやぎNPOプラザ内)の土曜営業日です。
 どうぞ皆様のご来店をお待ちしております。

 今日は、井出かほる先生の言葉のご紹介です。

 私が小学校5年生の時の道徳のクラスでのことです。その日はあるテーマにつて議論をする内容でした。様々な意見が出されました。私は最初A案に賛成していましたが、B案もなるほどと思い、コロコロ意見を変えていました。すると担任の先生が「日和見主義の人がこの中にいます。ひとつ決めたら変更してはいけません!」と言ったのです。この言葉が小学生の私の心に突き刺さりました。その日から「一度決めたことは絶対変更してはいけない!」と私は決心しました。
 日常の人間関係の中で、ときどき私は自分の意見を曲げることができずトラブってしまうときがあります。なぜだろう?と自分の人生を振り返ってみるときに、あの5年生の決断を思い出します。あの決断が今の自分を作っていると思うと驚きを覚えます。こういった作業を脚本分析といいますが、人は小さい頃に決めた人生脚本によって人生を歩むと交流分析ではいいます。
 なぜ、自分は同じパターンをくり返してしまうのだろう?なぜまた同じ失敗をしてしまったのだろう?と自分の人生を振り返るときに、幼い頃のあなたの決断にたどり着くかもしれません。人生脚本は自分でいつも書き直すことができます。その決断をしなくてはならなかったかつての自分をねぎらいつつ、書き直す勇気を持ちたいですね。







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http://mbp-japan.com/miyagi/shalom/

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