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受験戦争

菊地茂

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 本日は午前中、仙台市公園愛護協力会宮城野支部役員会に出席いたします。午後は、NPO法人シャロームの会の心の障がい者の方々との交流会と相談会に出席いたします。
 
 今日は、西村繁夫先生の言葉のご紹介です。


 教育熱心は日本の伝統のようなものです。日本は戦前から誰でも学校に行くことができ、勉強ができれば、誰でも偉くなれるという、世界でも珍しい良い国だと言えるでしょう。ところが、戦後はいつの間にか、教育熱心が高じて、「受験戦争」と言われるくらい受験戦争が激化し、日本の多くの小・中・高校の教育をゆがめて来ました。それは、教育だけでなく、家庭にも社会にも計り知れないくらい大きな影響を与えてきました。
 なぜ日本はこのようになってしまったのか?それは、戦後の日本の経済至上主義にあったと私は思うのです。少しでもいい大学に入り、少しでも有名な企業に入って、高収入を得、えおうすることによって私たちは幸せになれると考えてきたからでしょう。
 今、日本の多くの家庭では子供たちに対し、家事を手伝ってくれるよりも、勉強さえしていてくれればいいというようになっていないでしょうか。そのような中で多くの子供たちは友達と一緒に遊ぶ暇もなく、夜遅くまで塾に通っています。
 しかし、子どもたちが本当に自分にあった勉強をし、自らの人格を成長させ、そして、その結果として自分にあった職業につくことができ、自分の能力を最大限に生かしながら社会に貢献できるように、私たちは、今一度、価値観の転換が必要なのでしょう。本当の幸福とは何かを考え直す時が来ています。








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http://mbp-japan.com/miyagi/shalom/

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