いちばん大切なことを ひとつだけ選ぶ

　本日は、中村芳子先生の言葉のご紹介です。


　何かの拍子にいろんなことがいっぺんに起こり、複雑に絡みあって、どこから手をつけていいのか分からなくなる。頭の中がこんがらがって何もできない。
　そんな時は、静かなところに座って目を閉じ、心を落ち着けよう。深呼吸する。たくさんの問題の中で、ひとつだけしか手をつけられないとしたら、どれをやるか。
　いっぺんに2つ以上のことをやろうとすると混乱する。
　だからひとつだけ。いちばん大切なことを選ぶ。
　すぐに答えが出せなくても、時間をかければひとつだけ選ぶことができる。
　OK、じゃあ、それをやろう。
　ひとつ終わったら、もう一度、ひとつだけを選ぶ。大切なのは、損得で考えを出すのではなく、自分にとってもっとも大切なことはなにか、を考えることだ。
　そうすると、不思議。ぐちゃぐちゃに絡まっていた毛糸の玉が、するするとほどけていくように、問題がひとつずつ解決していく。人生がシンプルになる。


　主はお答えになった。「マルタ、マルタ、あなたは多くのことに思い悩み、心を乱している。しかし、必要なことはただ一つだけである」　　ルカによる福音書10：41～42








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