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目的論的視点

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可についてのご相談をお受けいたします。午後は、心の障がい者の方の就労支援についてのご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。


 ストレスがたまると自分の髪の毛を抜いてしまうというクライエントさんがおられました。「どうしたらそれを直すことができるのだろうか?その原因は何だろうか?」ということでカウンセリングにいらっしゃいました。
 お話を伺いながら、少しづつ「髪を抜いてしまう原因」から「髪を抜いてしまう目的」について、共に考えていきました。小さかった頃、彼女はお父さんの白髪を抜くのが大好きだったそうです。それは、家族だんらんの本当に御自身がくつろげた時間だったそうです。そんな話をしながら、彼女が思わず「あ、分かった。私の髪の毛を抜いてしまうのは、息抜きなんだ。仕事で緊張してストレスがたまったとき、私は父親の代わりに自分の髪の毛を抜きながら、ホットしているんだ」とおっしゃいました。
 そこで私は申し上げました。「すると髪の毛を抜くことは、決して異常なことではなくて、あなたならではのセルフケアなのかもしれませんね。これからも、時々髪の毛を抜きながらリラックスなさっては・・・」。
 すると彼女は「あ~。楽になりました。髪の毛を抜くことに罪悪感を抱く必要はなんだ」と言って笑顔になりました。そして不思議なことに、それから髪の毛を抜く行為はほとんど無くなったそうです。
 原因→結果の因果関係で物事を見るワンパターンの視点から、結果→目的の目的論的な視点を培っていきたいものです。







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http://mbp-japan.com/miyagi/shalom/









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