仙台の行政書士より241124心のメッセージ
今日は、中村芳子さんの言葉のご紹介です。
ソロモン王は、人が何のために生きるのかを究めようと、ありとあらゆる快楽を求めたとされる。そしてたどりついたのが、何をやっても「すべては空しい」という結論だった。
苦労して働いても結局は死んでしまう。次の代も同じことの繰り返しだ。賢者にも愚者にも同じことが起こり、死んだら忘れ去られる。善人がその善のゆえに滅びることもある。
だから生きているこの時に、自分が働いて得たものを食べて飲んで楽しもう、と。
書いてあるのは『コヘレトの言葉』という書で、コヘレトとは道を探し求めるという意味。そして、すべてに耳を傾けて得たこととして、著者はこう書き結んでいる。
「神を畏れ、その戒めを守れ。それこそ、人間のすべて」
神を畏れるとはなんだろう。日本人が昔から「お天道様に顔向けのできないことをしない」と教えてきたことに通じるかもしれない。戒めとはなんだろう。モーセの十戒(50ページ)とも、イエスの「神を愛し、人を愛せよ」という教えともとらえることができる。
生きる空しさを味わってこそ、神や愛を知ることができるのかもしれない。
なんという空しさ。
なんという空しさ、すべては空しい。 コヘレトの言葉1:1
マイベストプロ宮城 人との関わりを大切にする法律のプロ 行政書士 菊地 茂の取材記事はこちら!
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