仙台の行政書士より241124心のメッセージ
今回発生しました、東日本大震災において被災された皆様におかれましては心よりお見舞い申し上げます。
さて、本日よりマイベストプロの投稿を始めさせていただきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
また、NPO法人シャロームの会で運営しております精神障がい者の就労支援施設カフェ・ギャラリー「太陽とオリーブ」では震災後の3月14日から3月25日まで炊き出しを続けてきましたが、明日3月29日より営業を始めさせていただきます。
今日は、田中信生先生の言葉のご紹介です。
この句は誰がお作りになったのか、仕えるということを見事に言い当てています。菊を育てる中で「ああ、寒いだろうな」「ここじゃ、日当たりが良すぎる」「水をやらんと、それに肥料が不足していないかな」と、菊の奴(やっこ)のようになっている姿が目に浮かぶようです。
仕えるというのは、この精神のことのように思います。それでは、どうしてそういうことができるのでしょう。多くの場合、子どもというのは、目に見えるものしか見えませんが、人生を豊かに生きた大人、つまり人間のプロになりますと、目の前の状況より、状況の向こう側にあるものをしっかり見ることができるからではないでしょうか。
菊を作っている人が、小指の先ほどの小さな芽に肥料と水を与え、日に当てて、あるいは日陰に入れるというのは、今は小さなつぼみもないような草だけれど、やがて見事な菊の花を咲かせるという可能性が、しっかりと見えているからなのです。ただ与えるだけがサービスではありません。与えたいという気持ちこそが、サービスなのです。