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信頼関係の動かぬ証拠

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請について、午後は入管法在留特別許可申請についてのご相談をそれぞれお受けいたします。


 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。

 ある親御さんの依頼で、引きこもっている男の子のところに訪問に参りました。ずっと心を閉ざし、両親との会話がないとのことでした。当然、親の差し金でやってっきた私に、彼が心を開くわけがありません。「どうしたらいいかな?」と考えました。
 そこでフッと思いついたアイディアは「両親の悪口を言えばいい」でした。「私は君の敵じゃない。私は君の見方だよ」ということを彼に伝える効果的な方法だと思ったのです。ご両親に了解をとって、牧師を目指している青年と二人で彼のところに参上しました。
 「何者だ…」という感じで彼は迎えてくれました。挨拶をして、しばらくの間沈黙がありました。頃あいを見て、「大きい声では言えないけれど、(とはいうものの私の声は大きいのでが)、あなたの父さん、お母さんってちょっとズレていないか?」と言ってみました。するとズッと沈黙していた彼が、ポツリと「いやチョットなんかじゃない…カナリだ」と言ってくれました。思わず私と一緒に行ってくれた青年は大笑いしてしまいました。すると彼もつられて笑ってくれて、いっきに我々と彼との緊張関係が緩んで、ほのぼのとした雰囲気が生まれました。それからたわいもない雑談に花が咲きました。緊張関係が信頼関係に変わったのです。
 つくづく雑談はとても大切だなと実感した瞬間でした。何気ない雑談、ほのぼのとした雑談を大切にしたいものです。雑談をするということは、そこに信頼関係が存在する動かぬ証拠なにですから。





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http://mbp-japan.com/miyagi/shalom/




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