仙台の行政書士より241123心のメッセージ
今日は、田中信生先生ぼの言葉をご紹介いたします。
「現実は、そんなに甘くないよ」と言ったりします。この言葉の背後にはすでにある事実に対して、「困難である」というその人のフィルターがあります。しかし、同じ事実を見ても、「それが宝だ」「これで良かったのだ」と思う人もいます。すなわち、事実に対し、現実は一つではなく、ひとりひとりの心のフィルターによって、「異なった様々な現実」が生まれることになります。
私たちは、事実を認めるのがつらい状況に遭遇すると、イソップ物語に登場するキツネのように「どうせあのブドウは酸っぱいのだ」と適当な言い訳をするときがあります。この「酸っぱいブドウだから」の理論には致命的な誤りがあります。あの高さにあるブドウを取るだけのジャンプ力が今の自分にはないという現実を見過ごしています。一方、「今の自分のジャンプ力では、あのブドウを取ることはできない」と事実を受け止めると、「よし、ちょっとジャンプの練習をして今度チャレンジしてみよう」と希望が生まれる可能性があります。人生は心のフィルター次第です。