仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は産業廃棄物処分業許可申請についてのご相談をお受けいたします。
さらに、シャローム行政書士事務所では相続に関する無料相談会を開催しておりますので、お気軽にご利用下さい。
また、みやぎ・せんだい障がい者就労支援協議会の会議にも出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
引きこもりについて、私に一つの指針を与えてくれたのが、社会評論家の芹沢俊介先生です。先生がおっしゃるのは「引きこもるということは、「『する自己』から『ある自己』への勇気ある撤退である」。「する自己」とは、「自分は○○ができる」「自分にはこういう肩書がある」という社会適応力です。一方「ある自己」は「自分は生きているだけでいい」という存在論的自己です。
人は、「ある自己」という土台の上に、「する自己」という社会性を身につけながら健全に成長していきます。しかし「する自己」が多く求められている現代にあって、「○○ができるから、存在していい」と逆になってしまいやすいのも事実です。そこに息詰まりを感じた人々の中に、「引きこもり」という現象が現れるのです。
「彼らは、引きこもりながら『ある自己』の確立をしているのだから、無理矢理、引きずりだそうとしない方がいい」と先生はおっしゃいます。その期間は個人差はあるけれど、「ある自己」確立すると、彼らは自ずと「する自己」に戻ってくる。今度は「ある自己」を土台とした「する自己」だから健全である。それが正しい引きこもりで、一番いいタイミングで彼らは、引きこもりから卒業できるというのです。
実際、先生の著書を読んで、引きこもりの人々が「自分が肯定された感じがした」と芹沢先生に報告に来られたそうです。