仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は午前中、相続に関するご相談をお受けし午後は、NPO法人シャロームの会のメンバーとの交流会に参加いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
アメリカ初代大統領ワシントンといえば、桜の木の話で有名です。ワシントン少年が桜の木を斧で切ってしまった。でもそれを隠さないで正直にお父さんに告白したという逸話です。ある心理学者が、「偉いのはワシントンではなく、ワシントンのお父さんです」とおっしゃっていました。面白い視点です。その心は「優しい父親だったから、正直に木を切ったことを言えたのです」と言うのでした。確かに怒ってばっかりの父親だったら、とてもワシントン少年は正直に告白できなかったことでしょう。
ある社長さんからお聞きしたことを思い出しました。「有能な社員には気をつけないといけないんです。有能な社員こそ、自分への評価を下げたくないので、自分がしたミスを隠す傾向があります。だから、『ミスをすることは恥ずかしいことではない。私は決して責めないから、小さなミスでも大きなミスでも、私にみんな言ってくれな』と口を酸っぱくして言っているんです。そして日頃、社員たちとの人間関係を大切にしています」。思慮深く愛情深い方だなと感心しました。
ワシントンのお父さんやこの社長さんのように、反応する前に事の本質を見極め、対応していきたいものですね。