仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は、NPO法人シャロームの会で運営しております精神障がい者の就労支援施設「太陽とオリーブ」の土曜日営業です。
どうぞ皆様のご来店を心よりお待ちしております。
今日は金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
【 「矛盾」の語源は中国の故事にさかのぼります。ひとり商人が、お客様を前に宣伝をしていました。まず楯を手に取り出し「この盾の堅いことといったら天下一です。どんな鋭い矛でついても壊れません」と声を張り上げました。そして今度は矛を取り出し、「この矛の鋭いことといったら他にありません。どんな盾でも一突きで突き破ってしまいます」と言いました。するとそれを聞いていた男が、「ならば、お前さんの矛でさっきの盾を突いたらいったいどうなるんだい?」この話から、理論的につじつまの合わないことを矛盾というようになったことはご承知のとおりです。
しかし、なぜまさに矛盾したことをこの商人は言ったのでしょう?答えは簡単です。この商人は「盾も矛も売りたかった」のです。矛盾の背後にはその理由が隠されています。
クライエントさんのお話をお聴きする度にその方の様々な矛盾に気づきます。「この『盾と矛の間』からどんな言わんとすることが伝わってくるだろうか」と心の耳を澄ませると、大切なメッセージが聴こえてきます。
また、私は自分自身の矛盾も大切にしています。自分の矛盾の背後には、私が気付かなかった自分の本音が隠れているからです。矛盾に出会ったら、その盾と矛の間に隠れているメッセージを読み取りましょう。矛盾の中に大きな発見があります。】