仙台の行政書士より241124心のメッセージ
本日は午前中、相続と成年後見に関するご相談をお受けいたします。午後は、会社のメンタルヘルスに関する件と、産業廃棄物許可申請に関するご相談をお受けいたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉をご紹介いたします。
心理学的に言うと、本当に頭のいい人とは、知性だけでなく感性も発達している人だそうです。
現代は知性優勢の時代です。テストでいい点を取れる子は東大に入れますが、「あの子は感性が豊かだから東大に入学した」とは聞いたことがありません。それは、先進国のほとんどが「知性が高い人が幸せになり成功する」という価値観で支配されているからです。しかし、知性だけ発達すると、方向音痴ならぬ感情音痴(私の造語)の人になりやすい。
例えば、奥さんが風邪で寝込んでしまいました。そこにご主人が仕事から帰ってきました。寝室で寝ている妻に気づいたご主人は、気を利かせたつもりで「あ、夕食は大丈夫だから。俺外で食べてくるから」と言って、そのまま部屋から出て行ったそうです。ご承知のように、これは完全なアウトです。一見妻を気づかっているようですが、妻の食事のこと、体調のことなどまるで眼中にない。夫の行動を見て奥様は「私のご飯は、どうでもいいの?」と寂しい思いになります。「どう、風邪の具合?お粥つくろうか。俺に何かできることあるかな?」とご主人が言えたなら、この人は心理的に「本当に頭のいい人」ということになります。
知性だけでなく、感性も豊かに生きたいものです。そのための第一歩は自分の感情を素直に感じることです。結果、自分の感情を感じ大切にできる分だけ、人の感情も分かり大切にできるようになります。