勝っても順調、負けても順調

　本日より、シャローム行政書士事務所とNPO法人シャロームの会の仕事始めです。
　改めて、この一年皆様のお役に立てるように仕事をさせていただきますので何卒よろしくお願いいたします。

　今日は、金藤晃一先生の言葉の紹介です。

【勝っても順調、負けても順調
　「勝ち組信仰」。引きこもりの若者に関わって来た二神能基氏の言葉です。氏曰く。この勝ち組信仰はどこまで行っても無くならない。いわゆる勝ち組の人たちは今度は勝ち組の中で勝ち負けを意識し始める。一方負け組の人は、今度は負け組の中での勝ち負けを意識し始める。さらに、勝ち組の中の勝ち組の人はそれで幸福かというとそうでもなく、その状態を維持するためにがんばり続け燃え尽きている人もいる。現場からの言葉だけに説得力があると思いました。
「自分は引きこもっているから負け組だ」と自らにレッテルを張り、信じ込んでいる若者は多いように私も感じます。そして、引きこもっている方は、まじめで完璧主義な方が多いですから、「社会に出るには勝ち組にならなくてはならない。それもただの勝ち組ではなく、『勝ち組の中の勝ち組、スーパー勝ち組』にならなくては、社会は自分を受け入れてくれない」と思い込み、結果自分に強いプレッシャーをかけ、ますます引きこもることになっているように感じます。
　つくづく「勝っても順調、負けても順調」の一元に生きる人生観が今ほど求められているときはないと思えてなりません。勝ち負けを超えた生き方こそ、真の意味で私たちを幸福に導きます。】