仙台の行政書士より241124心のメッセージ
今日は、井出かほる先生の言葉の紹介です。
【「こんなはずの自分」を認める
今年一年を振り返ってみました。すると私の心にまず浮かんだのは、自分を責める内なる言葉でした。
「どれだけの私の言葉が、人々を傷つけてきただろうか?私の幼児性や自己中心性は生き生きと活動して、人に腹を立てたり、嫉妬したり、落ち込んだりするのに、なぜ私の大人性や人をいつくしむ愛はこうも成長がゆっくりなのだろう…。こんなはずじゃなかったのに!今年こそはもう少し成長をしているはずだったのに…」。
「こんなはずじゃなかった!」と自分にがっかりすることを自己嫌悪といいます。自己嫌悪は反省しているようですが、実は現実逃避の一つです。「こんなはずじゃなかった!」と言いながら、巧妙に現時点の自分自身を受け入れることを拒否しているのです。現時点の自分を否定している限り、真の意味での成長はありません。
「こんなはずじゃなかった!」と私は葛藤していますが、事実は「こんなはずだった」のです。今の自分を「こんなはずではない」と否定するのではなく、また「こんな自分で何が悪い」と開き直るのでもなく、「こんなはずだった自分」を静かに認める。受け入れる。いつくしむ。ころから真の私ならではの成長が始まっていくのだと、今新年を前にして心新たにしているところです。「こんなはずの自分」は大切な私の一部なのです。】