仙台の行政書士より241124心のメッセージ
今日は、増田泰司先生の言葉の紹介です。
【ドア・イン・ザ・フェイス
営業テクニックの一つに、ドア・イン・ザ・フェイスと呼ばれるものがあります。これは、最初にわざと相手が受入れられないような難しいお願いをして、いったん断ってもらい、次により受入れやすい簡単なお願いをするという方法です。すると、相手は2度は断りにくいために、後のお願いには応じやすいのです。
チャルディーニらの実験では、被験者たちに「これから3年間、2か月ごとに献血するという契約を結んでください」とお願いしました。すると、ほとんどの人が拒否しました。その後、「じゃあ、今回だけ献血をしてもらえませんか?」とお願いすると、たくさんの人が応じてくれたのです。
先日、私は数学の授業についていけなくなって不登校になった中学生に、ドア・イン・ザ・フェイスを使ってみました。最初のお願いは、「思い切って、学校に来てくれないかなあ」。すると、当然拒否されました。そして「そっか。じゃあ、週に2回会いに来たら、君の部屋で一緒に数学の勉強をしてもらえるかなぁ?」。すると、OKをもらえました。あなたの家庭や職場で応用できないでしょうか。】