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感情のコミュニケーション

菊地茂

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 本日は午前中、建設業許可申請のご相談をお受けいたします。午後は、国籍帰化申請と永住許可申請のご相談をお受けいたします。

 本日は、田中信生先生の言葉をご紹介いたします。

 みんな、ミカンを一個ずつもらったのに、自分だけ忘れられたとします。後から、三個のミカンでお詫びされても、嬉しくないことがあります。つまり、「数字に基づいた事実」で処理することではなく、「自分が忘れられてたのではないか」という感情に対しての修復がこの場合は大切です。
 特にコミュニケーションにおいて、表面的ではなく、内面の気持ちを良く理解し、気持ちに添った対応ができることが大切です。西洋人に比べて日本人は、感情のコミュニケーションを豊かに求める国民であるからです。
 ソーシャル・スタイルという新しいタイプ論があります。このタイプ論では、人を大きく「事柄中心で動く人か」「人間中心で動く人か」で二つに分けます。事柄中心の人は、状況や人情に流されないで、キッチと自分の役割を果たすという人々です。目標を遂行する事に喜びを感じる目的遂行型の人々といってもいいでしょう。
 これと対照的なのは人間中心の人です。この人は人の顔色を見ながら、自分が何をするかを決める人です。
 日本人は、前述した三個のミカンでも分かるように、人間中心で働く人々が多い文化です。人間関係で「相手の気持ちを汲む」ことが要求されます。事柄と同時に相手の感情に意識を向けてみましょう。心と心が通じ合うコミュニケーションが生まれます。

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