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心の内に入れるもの=愛、希望、夢

菊地茂

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 今日は、中村芳子さんのことばの紹介です。


 映画「羊たちの沈黙」では、監房に入れられていたレクター博士(元精神科医)が、別の監房の囚人を一晩中ののしり、その言葉だけで死に至らせたというシーンがあった。
 言葉には、それほど強いマイナスの力がある。
 現実にも「悪口」「陰口」「ネットへの書き込み」「メール」など言葉のいじめが、子度もたちを不登校にしたり自殺に追い込んだりしている。それほどの意図がなかったとしても。
 政治家や企業のトップが口を滑らせて、退陣に追い込まれることがある。でも舌を正しく上手に使えば、愛を伝えることができる。人の心を動かして、総理大臣にだってなれる。
 舌の使い方にはよく気をつけよう。
 悪口は言わない。うわさ話はしない。よけいなことネガティブなことは言わない。
 だけど、それだけでは不十分だ。どんなに注意していても、あなたの心の中にあることは、何かの拍子にぽろりと口からこぼれてしまう。
 いつも愛と希望と夢を語れるように、心のポケットに愛と希望と夢を入れておこう。

しかし、舌を制御できる人は一人もいません。舌は、疲れを知らない悪で、死をもたらす毒に満ちています。  ヤコブの手紙3:8

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