仙台の行政書士より241123心のメッセージ
本日は、日本PFI協会の植田理事長とお会いするため上京いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉の紹介です。
ある自助グループに参加されていたお母様からお伺いした話です。そのグループに関わっているカウンセラーの先生が、必ずその会の終わりに「締めの言葉」として言われていたことがあるそうです。「悪いことは考えない。いいことだけ考える」。
その自助グループは、子どもさんに重い問題を抱えるお母さん方の集いです。悪いことを考えると、その材料は幾らでもあるので、お母さん方はどこまでも否定的になって落ち込んでしまいやすい。しかし、いいことは最初はなかなか出てこないのだそうですが、でもあえていいことを考えていくと、「あの悪いと思った出来事も、何でこんな事が我が家には起こってしまうの!と思ったあの事も、後から考えるとこのいい事のためにあったのかとつながってくるので驚きます。」と教えて下さいました。「いいこと」の窓から見ると、「悪いこと」と思ったあのこともこのことも、皆いいことが起こるための材料だったのだと気づくというわけです。
事実と現実はどうも違うようです。事実は変わりません。しかし、現実は、その事実をどう見るかで変わってきます。視点を変えて事実を見れば、幾通りもの現実が生まれるのです。「いいこと」の窓から事実をみる訓練をし続けていきたいものです。エッセイストの中谷彰宏さんの言葉です。「感謝といいことは、交互にやってくる。だから感謝し続けている限りいいことも終わらない」。