仙台の行政書士より241123心のメッセージ
本日は、午前中事務所で相続のご相談を受け、午後はシャロームの会の芋煮会に参加いたします。
今日は、中村芳子さんの著書『聖書88に言葉』よりご紹介したいと思います。
学生時代は、狭いアパートで貧乏生活をしていた人が、就職して順調に昇進し年収も上がる。住宅ローンで買った新築マンションに妻と子どもと幸せに暮らす。
ふと、収入が減ることが怖くなる。100万円減ったらローンが返せなくなる、いや、もしリストラに遭って失業したら…と夜も寝られなくなる。持てば持つほどそのそれを失う不安が増す。自然なことだ。確かに、生きていたら何が起きるか分からない。仕事を失ったり、全財産を失ったり、家族を事故や病気で失うかもしれない。
しかし考えてみると、私たちは何も持たずに裸で生まれてきた。死ぬ時も、何も持っていくことができない。万一、今持っているものをすべて失ったとしても大丈夫。振り出しに戻るだけ。生きていれば必ず挽回できる。失っていけないのは「希望」だ。
『ヨブ記』に登場するヨブは大金持ちだが、ある日一度に全財産と子ども全員を失う。自分もひどい病気になる。妻に見放され、友人に責められた。でも神を信頼し続け、希望を捨てなかった。そして最後には、以前よりもずっと豊かな命を手に入れるのだ。
「わたしは裸で母の胎を出た。裸でそこに帰ろう。主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ」ヨブ記1:21
中村芳子著『聖書88の言葉』(ダイヤモンド社)より