仙台の行政書士より241123心のメッセージ
今日も中村芳子さんの著書よりご紹介したいと思います。
自分を傷つけた人を「許せない」と思うのは自然な心だ。親、子、兄弟、友人、恋人。
でも、「許さない」思いは、人をその時点にがんじがらめにしてその人自身を傷つけ続ける。相手は許されなくても何の害も受けないが、あなたの心の中では栗のイガがコロコロと転がり続け、時おりそれを握りしめて血を流す。
聖書は「許しなさい」と教える。許すことであなたが自由になれる。
「でも、許せない」と言うかもしれない。これは意志の選択だ。感情がついてこなくても「許す」を選ぶことができる。少女のころに自分をレイプした叔父を大人になってから許したという女性の話を聞いたことがある。彼女はそれをずっと隠してきたが、夫に話し叔父を許すことで、心の傷が癒えて自由になったとすばらしい笑顔を見せた。
許しは声に出して宣言すると効果がある。誰かが聞いてくれたらなおいい。
「○○さんが私を傷つけたことを今、許します。彼に許される価値があるからではなく、ただ許すことを選びます」
あなたは、必ず自由になれる。
わたしたちの罪を赦して下さい。わたしたちも自分に負い目のある人を皆赦しますから。
ルカによる福音書11:4
中村芳子著『聖書88の言葉』(ダイヤモンド社)より