日本経済の破たん!?ウソ?ホント?(2)
前回は、デフレは子供たちの夢を奪っていくという事を書きました。では、デフレもインフレもない物価が一定の状態はどうでしょう?今1000円の物が、いつでも1000円で買える。お金の価値は一定・・・、なんだかそれが一番いいような感じがするが、どうでしょう??
お金の価値が一定は、不自然!?
私たちが生きている自然界においては、生まれた時から劣化(老い)が始まります。これは、人でも物でも、無機物でも有機物でも、自然物でも人工物でもです。だからお金も劣化していかないととても不自然な状態なのです。お金が劣化していく現象が、実はインフレなのです。
老い(劣化)が有るからこそ、今をがんばる!!
私たちは、常に老いていきます。それは誰も逆らう事が出来ません。区切りが有るからこそ『今行わなきゃ』という気持ちになるのです。子供の時代に限りがあるから、それまでに学校を卒業し自立しなきゃと思い頑張る。青年期は、こんな恋ができるのは今だけと頑張る。子育て期は、子育てで大変だけど子供と一緒に居られるのは今だけと頑張る。老年期は、やっとゆっくり趣味ができると頑張る。
では、お金はどうでしょう。お金も劣化(インフレ)が有るからこそ、今稼いで、今使い、今を頑張るのです。
お金が一定の社会は、貧富を固定してしまう!?
お金は、労働力が現物化したものです。この面から「お金の価値が一定」と「デフレ」を見てみます。そうすると、お金の価値が一定とは、過去の労働力が、現在も同じように影響を与えるという意味です。デフレとは、過去の労働力が、現在の労働力より影響を与えるという意味です。
つまり、「お金の価値が一定」や「デフレ」社会は、過去にお金持ちなった資産家(お金持ちの家庭に生まれた方)が、今も変わらず、むしろ影響力を増していく社会なのです。
インフレの役割(効果)
インフレは、過去の労働力の影響力を少なくしていく役割(効果)があります。そして、インフレ率は『どれくらいの割合で過去の労働力の影響を少なくしていくか』という意味合いも有るのです。
インフレ率がゼロ以下(デフレ)では貧富が固定してしまい、今働いている人が夢を見れないし、インフレ率がとてつもないプラスだと、貯金するのがバカバカしくなり、その日暮らしの人が多くなる。その両極端の間に、『今頑張って働いて、今だから出来る事にお金を使い、将来に夢を見て勉強や投資、貯金をする』活気のある社会が生まれるのです。
そして、活気のある社会が実現するよう、ほど良いインフレ率を探っていくのが通貨の番人たる日銀の役割なのです。
(つづく)
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