事務用品入れ替え、新規購入の一番の経費削減方法
昨年の三月は商売どころではなく、どう毎日を生き抜くかと今後の会社の存続を考える毎日だったと記憶しております。そして、辿り着いた答えは今できる事をやるという至極当たり前の答えでした。
幸い弊社は水道が通常通り使用できましたので、段ボールにマジックで「水をどうぞ!無料です!」という看板を掲げ地域の方々に水を配る毎日でした。しかしこの頃は水を入れる容器も不足しており、皆さん水は欲しいがどうしようもない状態の方々も多くいらっしゃいました。そこで、ごみ箱の中からペットボトルを拾い、洗浄して水を詰めて渡すという行為、平常時の日本では考えられない事ですがその位必死で生きていたんだと思います。皆さん喜んでもらって行きその日のうちにごみ箱のペットボトルもなくなる程でした。
また、LPガスを使用していたので瞬間湯沸かし器が使用出来ました。赤ちゃんのミルクのお湯が調達できなく困っていた女性に熱湯を保温ボトルに入れた際には、立ち去る車の中でもずっと頭を下げている姿が今でも目に浮かびます。
その他にも非日常的な出来事が毎日起こりましたが、そんな日々を乗り越えてこれたのも会社スタッフのおかげだと思います。震災翌日から出社し、地域へのボランティア行為や地震でメチャクチャになった店内の片付けや補修を積極的にやってくれました。「大変な時も自分より先にまず」と考える思考。本当に日本人に生まれた事を誇りに思います。あの時皆で食べた塩おにぎりとみそ汁の味を超えるものはないな~。
復興の道のりは長いですが、日本人が力を合わせればきっと早期により良い東北が再生されると思っております!頑張れ東北!