インプラントでお口のリハビリをしよう!

堀克昌

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こんにちは
仙台市若林区堀歯科医院の堀克昌です。
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右下の奥歯がない状態を放置してしまった患者さまが来院されました。

歯科医院で入れ歯を作ってもらったそうなのですが、痛くて入れておくことが出来なかったそうなのです。

お口の中を拝見すると、下顎の内側に立派な骨隆起が認められました。

(骨隆起は咬合力が大きい方のお口に特異的に認められるもので、ご自分の歯を自らの咬合力で破壊してきた経緯をもつ方が多いのです。)

またそれだけでなく、歯肉の厚さが薄い人は、入れ歯の下のクッションの厚みが少ない状態なので、入れ歯という治療方針が適当でないケースも多いのが実情です。


そしてさらに、右上の臼歯部に咬む相手がいない状態だったので、挺出(歯が伸びた状態)していました。

挺出した状態では、インプラントを通常どおり埋入出来たとしても、その上の被せの形態をうまく作ることができません。

被せの形態が不良であれば、咬み合わせがうまくいきませんから、インプラントが長期に安定した状態を維持することができなくなってしまいます。

こうして考えると、この方の治療方針は、挺出した右上の歯牙の形態を適切なものへと変えるとともに、その咬み合わせに調和したインプラントの埋入位置、咬み合わせを吟味する必要があると考えました。

現在、この方はプロビジョナルクラウン(仮歯)で良好な咬み合わせを構築した後に、セラミックスが入ったところです。

この方のように、咬み合わせがずれてしまった患者さまは、『歯のないところにインプラントを埋めておしまい』というわけにはいきません。

左右バランスよく咬めるようにリハビリをしっかり行なった上で、最終的な歯を入れていく必要があるということになります。








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