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時代錯誤も甚だしい 甲子園 非坊主高校に「髪の毛切ってから出直してこい」

小菅昌秀

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時代錯誤のヤジ


妻が神奈川県出身かつ慶應義塾大学出身なので、今回の夏の甲子園は慶應を応援しています。残念ながら三重県代表のいなべ総合学園は大会最短試合であっさりと負けてしまいました。慶應は大学も高校も応援曲が同じなので妻は大学時代に戻ったようで楽しいと、得点が入った時にかかる「若き血」を嬉しそうに歌っています。娘は既にこの曲を歌えるようになりました。

その慶應高校ですが、髪型は自由です。それに対して「髪の毛切ってから出直してこい」という何とも前時代のヤジが飛んだそうです。

自由な風土が主体性のある人材を育てる


今の時代、坊主を強制する考えは古いです。このような同調圧力が日本をダメにしています。なぜ他人と合わせないといけないのでしょうか。その人その人思い思いにすればいいんです。(ただし身だしなみは大事。清潔であり、他人を不快にさせない清潔感は重要)。今までの日本は言われたことをしっかりとやる人が評価されましたが、現在は自分で考えて行動できる人が求められています。画一的な人は求められません。主体性のある優秀な人材を育てていくには坊主頭にしろという画一性を求めるカビの生えた言葉など葬り去るべきです。

また慶應高校と言えば超進学校です。文武両道の進学校は自由な気風であることが多く、細かい規則などはないことが多いです。私の出身校は田舎の学校ですが地域トップ校で同じように文武両道の自由な進学校でした。そのような風土で育ちましたので私の学年だけでも有名お笑い番組のプロデューサー、ヤフーBBの前身の会社の立ち上げ社長で「街中でモデムを配る」という売り方を始めた者、テレビ会社の部長、有名食品会社の部長、優秀な指導医、開業医など医師多数など輩出しています。混迷を極める時代の中、主体的な人材を輩出するためにも自由な風土が必要です。

合理的な考えをする

そもそも髪の毛は衝撃や日光から頭を保護するものです。短く切る方が非合理的です。サングラスにしても同じです。高校球児は全員サングラスをすべきです。日光から目が保護されますし、球が見やすくなります。なのに「見た目の問題が」といった凝り固まったバカげた考えがまだまだ蔓延っています。昔の話ですが、会社の営業車でサングラスをしたところ「営業車でサングラスとはおかしい」とバカバカしい指摘がありました。その時は「車の運転で一番大事なのは安全ですよね。サングラスをしてないことでまぶしいことが原因で事故したらあなた責任取ってくれますか?安全な運転にはサングラスは必須です。」といって馬鹿げた意見を封じ込めました。このように何が合理的であるかと考えていくことが必要です。

時代錯誤なことを改めないと日本に先はない

これからの日本は旧態然とした考えを改めていかないと先がありません。先日、ある自治体で申込は「FAX」でと言われました。FAX???そんなもの持ってないんですけど。唖然としました。

FAXなんて今どき使ってる国なんかありません。これがこの30年日本が停滞してきた根っこです。今までのやり方を変えずにきたせいで技術革新が進まず、他の国にどんどん抜かれていったという結果を我々は直視しなければいけません。坊主頭にしろとか言ってる場合ではないのです。

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小菅昌秀
専門家

小菅昌秀(社員研修サービス)

サミット人材開発株式会社

毅然と断るクレーム対応や、コンプライアンス研修、ハラスメントにならないマネジメントなど、組織づくりに欠かせない研修を実施。講師は現役のビジネスマンのため、現場の実態に即した納得度の高い研修が可能です。

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