外壁の隙間を放置することの危険性と埋める方法について解説します!
屋根の断熱の方法には断熱方法と断熱材について大きく違いがあり、そこからさらに断熱方法の3つの違いと断熱材の4種類の違いに分類できます。
そこで今回は断熱方法と断熱材の種類について徹底的に解説します。
□戸建住宅の屋根断熱の方法の違いについて解説します!
一つ目の断熱方法は、屋根断熱です。
室内である屋根の内側に断熱材を取り付ける方法で、屋根裏部屋が温かくなること、暑さ対策として天井断熱よりも効果的なこと、スぺ―スの有効活用ができる点がメリットとして挙げられます。
デメリットは断熱材の使用範囲が広いため費用が高いこと、断熱材の厚さに限りがあるため断熱効果にも限度があること、冷暖房の際に室温の調整範囲が広くなるため冷暖房費が高くなることが挙げられます。
二つ目は、天井断熱です。
断熱材の厚さに制限がないため断熱性能が高いこと、屋根断熱に比べて工事費用が安く、室温の調整も効率的に行えるというメリットがあります。
デメリットとして屋根裏部屋が使えなくなることは認識しなければいけません。
三つ目は、塗装による断熱です。
屋根塗装は平均的に10年に一度は必要なメンテナンスのため、屋根塗装と断熱を同時に行える点がメリットとして挙げられます。
断熱効果の高さは素材の厚さに比例するものの塗装の厚さは1ミリメートルにも満たないため、屋根断熱や天井断熱と比べてしまうと効果を実感できない点がデメリットです。
□断熱材の種類をご紹介します!
無機繊維系断熱材として、ガラスを加工しており扱いやすさと耐火性に優れたグラスウールと、溶かした鉱物が原料のため耐火性、耐久性に優れたロックウールがあります。
木質繊維系断熱材として、天然の木質繊維を利用したセルローズファイバーとリサイクル木材を利用したインシュレーションボードがあります。
どちらも木材なため環境にやさしく、さらに断熱効果だけでなく防音効果や調質機能も持っています。
天然素材系断熱材として、羊毛を使用したウールブレスとコルクを利用した炭化コルクがあります。
ウールブレスは天然素材なため環境にやさしく、素材自体に調質効果があるため天井、床、壁、屋根のどこにでも使用でき、その断熱効果も高いです。
炭化コルクは防虫効果、調湿機能、防音機能、施工効率の高さを兼ね備えており、再利用コルクが原料のため環境にも優しいです。
気泡プラスチック系断熱材のウレタンフォームは、断熱材と施工箇所に隙間なくぴったりと充填できるため断熱効果が高い特徴がありますが、燃えた際に有毒ガスが発生する、湿気に弱いという弱点もあります。
□まとめ
四季があり1年間で気温変化の激しい日本で快適に過ごすためには、断熱の存在が欠かせません。
断熱を行うことは単なる快適性だけではなく、冷暖房機能の効率上昇による電気代や燃料代の節約にもつながるため、この機会に自宅の断熱について考えてみるのもいいかもしれません。