雨の翌日に屋根塗装しても大丈夫?注意点と当日に作業できない理由を解説します!
そもそも塗料の耐用年数とは、塗装後にその塗料が性能を十分に発揮しているとされる期間のことを指しており、それを過ぎると状態の維持が難しくなってくることを示します。
今回は塗料別の耐用年数とリフォームするべき合図となる劣化現象について解説するので、自宅のリフォームについて少しでも不安のある方は是非読んでみてください。
□屋根塗装の耐用年数について塗料別に解説します!
アクリル塗料は5年から7年と、単価の安さに比例して短いです。
ウレタン塗料は6年から8年で、機能性と値段の面から最近は人気が低いです。
シリコン塗料は10年から13年で、コストパフォーマンスが高いため屋根塗装として採用されることが多く一般に普及している塗料です。
しかし他の機能性塗料と比較して耐用年数が短いため、徐々にその採用率は下がってきている印象です。
フッ素系塗料は15年から20年で、費用は高いものの耐用年数の高さと美観性の維持のしやすさから人気があります。
光触媒塗料は15年から18年で、高い親水効果により塗膜をきれいに保てることから注目されています。
遮熱塗料は15年から20年で、耐用年数が高く建物の省エネ効果もあるため近年人気が高まっています。
断熱塗料は15年から20年で、塗料内に含まれる中空ビーズが断熱効果を発揮します。
機能性の高さに加えて耐用年数も長いので徐々に人気が出てきています。
□屋根塗装の合図になる劣化現象をご紹介します!
塗装時期を見極める劣化現象として、錆、塗装の剥がれ、塗装や屋根材の割れ、塗装の膨張、塗装の変色が挙げられます。
錆は放置するとそこから穴が開いたり雨漏りの発生につながります。
屋根塗装の剥がれは割れや屋根材の割れに繋がり、塗り替えだけでなく補修が必要になることもあります。
塗装が膨らむと破れて剥がれたり、内部に水が溜まって劣化の促進にもつながる恐れがあります。
変色は致命的な問題ではありませんが、保護機能や美観性の低下の顕著な表れですので、塗り替え時期が近付いてきたと捉える絶好の機会です。
ここまでご紹介した合図を放置しておくと、雨漏りの発生、虫などの侵入、ひび割れが大きくなるなどの大きな問題に発展するため注意が必要です。
また耐用年数はあくまで目安であり、周辺環境などによって最適な塗装のタイミングは変化するためご自身で最適な塗装時期を見極められるようになるといいでしょう。
□まとめ
今回ご紹介した通り、それぞれの塗料の耐用年数には大きな差があるため、塗料本体の価格だけではなく耐用年数やメンテナンス頻度、機能性についても加味したうえでご自身に最適な塗料を選ぶことをおすすめいたします。