屋根塗装のDIYするときの安全対策と塗装会社に任せた方がいい場合を解説します
塗装に使われる塗料には艶があるものと艶のないものがあり、それぞれ仕上がりが違います。
屋根塗装に艶消し塗料を使うと艶のある塗料よりも落ち着いた印象を演出できますが、一方でいくつかデメリットもあります。
今回は艶消し塗料についての基本知識とメリット・デメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
□「艶消し塗料」とは?
艶のある塗料とは仕上がりが違う艶消し塗料ですが、具
体的にはどのようなものを指すのかご存知でしょうか。
実は、艶の度合いについての公的な基準があるわけではありません。
一般的に塗料業界では、表面に光を反射させることで光沢度を計測しています。
簡単に言えば、平らに塗装した面に斜めに光を当て正反対の方向に反射した光の割合です。
光沢度は70%以上が艶有りとされ、艶消しは5%以下とされています。
さらに艶有り塗料の中にも約60%の七分艶、約35%の三分艶など様々な光沢度の塗料が存在します。
ポリエステルやアクリルなどの微粒子を塗料に混ぜることで表面に凹凸を作り、光を拡散させることで塗料の光沢度が下げられます。
艶消し塗料はこれを利用して艶を消しているのです。
□艶消し塗料のメリット・デメリット
*艶消し塗料のメリット
艶消し塗料のメリットとしては以下の4つが挙げられます。
・落ち着いた印象に仕上がる
・高級感が演出できる
・周囲の風景と調和する
・外壁が輝いて見えない
艶消し塗料を使用すると、光沢度のない落ち着いた仕上がりになります。
さらに、ツヤツヤした光沢のある外壁だと周りの家から浮いてしまうことも考えられますが、艶消し塗料を用いた外壁であれば上手く溶け込み調和することも可能です。
*艶消し塗料のデメリット
一方で、艶消し塗料のデメリットとしては以下の3つが挙げられます。
・同じグレードの塗料では、耐候性の面で艶有り塗料に劣る
・輝きがないため、質素に見られてしまう
・コストがかかる
艶消し塗料には、表面をざらつかせ光を分散させるために艶消し剤という添加物が入っています。
そのため添加物が入っていない同グレードの艶有り塗料と比べると若干強度が落ちてしまうのです。
□まとめ
艶消し塗料の主なメリットは見た目の良さにありますが、一方で実用的な面ではいくつかのデメリットも考えられます。
とはいえ艶消し塗料で得られるシックな印象は艶有り塗料では得られないものなので、そのようなスタイルを理想とする方にはおすすめです。
そのほか塗料選び、屋根塗装でお困りの際は当社までお気軽にご相談ください。